さて、最近はタイトルの通りもっぱらスイングトレードがメインとなりました。
スイングやり始めて時間が経ってきたので、少し簡単にまとめてみようと思います。
スイングトレード結果
8月から開始し、約1か月半で130万円ほどの確定利益がでています。
2000万円~5000万円ほどのポジションの間を前後して、トレードしているので感覚としては3%前後のリターンという感じでしょうか。
マザーズにがっつり入れ込んでモメンタム投資していた時よりかはだいぶ大人しいリターンという感じです。
ですが、費用対効果はだいぶ改善されているので満足度はだいぶ高いです。
始めようと思ったきっかけ
理由は3つです。
① 節目となる運用金額に達して、リスクを抑えて効率よく運用したかったから
② 含み益より、確定益でコンスタントに稼ぎたかったから
③ 銘柄分析に割く時間をもっと抑えたかったから
一つ一つ説明していきたいと思います。
① 節目となる運用金額に達して、リスクを抑えて効率よく運用したかったから
まず、自分の資産運用に対するスタンスとして「いくら稼ぐ」というのは手段でしかありません。
稼いだお金で「人生をどうやって豊かにするのか」というところに重きを置いています。
したがって、1億稼いだら次は2億だ!と高みを目指す投資家の方の対極にいるのが自分だと思っています。
そんな自分が節目の金額に達したので、目指したことはまとまった金額をどのように運用するのか。
金額が大きくなれば、リターン5~10%でもだいぶ大きな額になります。
グロース株はリスクが大きいため2倍になる可能性もあれば、半分になる可能性もあります。
投資に絶対はない以上、ここまで築いてきた投資方法以外を模索するフェーズに達したと判断したためです。
② 含み益より、確定益でコンスタントに稼ぎたかったから
自分の場合は、相場全体のオーバーシュートのタイミングで優良銘柄をしっかり買い込み伸ばしてきました。
もしくは時価総額の低い段階で買い込んで時間軸を味方にしたトレードで増やすいわゆる長期投資の部類です。
メリットとして比較的イージーな投資方法であり、逆に変に売買するよりも買って寝かせておくのが一番というところが
あります。
一方でデメリットとして、含み益は幻なので利確するまでは本当の儲けにはならないということです。
また、含み益が増えれば増えるほど利確することへのためらいが出てきます。
そしていつ、どのタイミングで一気に増えるのかは自分自身でコントロールしづらいということです。
この点が自分にとってはストレスに感じたところです。
例えば、100万円のぜいたく品を株の儲けで買いたい!となっても、必ずしもそのタイミングが含み益を利確するタイミングというわけではありません。むしろ仕込みのタイミングで更に資金を突っ込むべき時だってあります。
この、「人生を豊かにするために行っている資産運用」が、主従が逆転して「資産運用で成功するために我慢する」という現象がどうも自分の中でしっくりきませんでした。
もちろん、儲けられるだけありがたいとも言えるのですが、本当にベストのスタイルかといわれればまだまだ考えるところはある、というのが率直な感想です。
③ 銘柄分析に割く時間をもっと抑えたかったから
自分が利益を伸ばしたタイミングはコロナのオーバーシュートからのリバウンド局面でした。
この時にさらに恵まれていたのは在宅勤務によって、場中に銘柄をよく見ることができたことと、SNSで他の投資家さんの銘柄分析や情報をいつも以上に吸収することができたことです。
特にモメンタム投資ということでアフターコロナ銘柄にスポットで資金を突っ込めたことは大きく利益に貢献しました。
一方で、SNSでの情報を自分なりに理解したり、IRを読み込んで精査をするということが必要であったことも事実です。
このあたりの作業というのは、コロナ前の自分の働き方だとなかなか難しいところがありました。従って、時間を十分にさける環境というのが
後押ししてくれたことは間違いありません。
逆を言うと、この状況がいつまでも続くわけではないので環境に依存した投資方法に危うさを感じてもいました。
また、どれだけ読み込んで精査した銘柄でも必ずしも株価が上がるわけではないということもあります。
もっと言えば、例えば決算でヨミ通りの数字が出たとしても必ずしも株価が上がるわけではないということです。
当たり前といっちゃ当たり前なのですが、そのギャンブル的な側面も排除したやり方がないかな、と思ったのも一因です。
以上3つの自分にとっての「負」を解消すべく、色々な方法を模索した中で行き着いたのがスイングトレードでした。
自分の中でのスイングトレードがあっているなと思うのは以下のポイントです
- 間違った時の損切がしやすい
スイングトレードの本質はトレンドフォローの投資です。従って、小さくても大きくても乗っかる銘柄に波が来ていることが重要です。
逆を言うと、波が来ていないというのは投資して比較的早いタイミングでわかります。そうするとグロース株にありがちな「今はだめだけれども、次期で挽回するから・・・・」
という塩漬けが少なくなります。というか、なくなります。
この死に金を良しとしない、フットワークの軽さが自分に合っている気がします。
そして利確するときもわかりやすく、波が途絶えたらどんなに素晴らしい企業でもおしまい。
銘柄のレンジ相場に付き合うことはしません。
そうすると、これだけの銘柄数があるので毎日どこかしらでトレンドは形成されています。
利確や損切で得たお金をそのトレンドに突っ込んでいく。
間違った芽は早めに摘んで、伸びそうな次の芽に向かって種を蒔く。そんなイメージの投資方法です。
- 含み益ではなく、確定益を得やすい
トレンドが動いているときに、インして終わったらアウト。ということなので、銘柄に入れ込んでいる期間は
2週間~2か月くらいです。逆を言うと、そのぐらいの期間でトレードの結果が出てくるとも言えます。
従って含み益を極限まで増やすことはしない分、投資効率が落ちた瞬間にキャッシュアウトするので
確定益として自分の手元に資金が戻ってきます。
その利益を再投資してもいいし、ちょっとしたぜいたくに回す、ということで出金してもいいかもしれません。
時間軸が長期投資に比べて短くなった分、自由に資金を扱える機会が増えるというのがこの投資のメリットだと思っています。
私の中で、確定益の130万円は2倍の金額の含み益よりも得られる満足度が高いです。
実際に私の場合は半分ほどは出金して自分の贅沢や身の回りを豊かにするために使用しています。
残り半分はリスク分散もかねて、REITや配当利回りの高い銘柄に突っ込んで運用額に対するインカムゲインの割合を徐々に増やしています。
- 費用対効果が圧倒的に高い
今までの投資方法だと、銘柄のIRにはしっかり目を通して決算書類・短信を読み込んだうえで自分なりの解釈をする。
そして資金を動かしてきたわけですが5~10銘柄だとしてもまぁまぁな時間がかかります。
また、一定の額に達するまではモメンタム投資で集中的に資金を突っ込む人も多いでしょう。
そうすると更に追加の銘柄情報の精査が必要です。
このやり方が悪いということではなく、私にはずっと続けるイメージが湧かなかったということです。
一方で、今のスイングトレードは毎日テクニカル指標でスクリーニングした銘柄候補から次の日に投資する銘柄を決めるだけです。スクリーニング条件は一度作成してしまえば、毎日いじる必要はありません。
私の場合だとスクリーニングで該当した15銘柄前後からさらに精査する形式をとっています。
スクリーニングは5分、銘柄精査は銘柄間の比較で期待値の高いものを選ぶ作業ですので長くても15分。
1日30分前後の作業で、期待値がある程度高いトレードが実現できています。
イナゴが群がる銘柄にはスイングで仕掛けることはめったにないので、1日で20%も増えました!みたいな爆発的な増え方はしません。
だが、期待値でトレードを比較したときにはだいぶ確実性の高いトレードになっている感覚があります。
まとめ
色々だらだらと書きましたが、投資方法は千差万別で儲け方も同様です。重要なのは自分のスタイルを確立することかなと思っています。
もっと言うと、投資に対しての考え方も人それぞれです。
投資をゲームに例えると、ハメ技でも何でもいいからとにかくクリアしたい人。ゲーム自体が楽しくって、どんどん突き詰めていきたい人。
クリアして、もっと違うことにチャレンジしてみたい人。
私の場合は早くクリアしてしまいたい人です。あとは機械的にメリットが享受されればそれで十分な人間です。
また専業になるつもりも全くないので、兼業で私みたいな考えの人への参考になれば幸いです。
もちろん、自分自身もベストの投資方法を追求しながら運用額に応じてもっと他の手法も検討していきたいと思っています。
今日はこの辺で。